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アップル M4 MaxとM3 Ultraを搭載したMac Studioを発表
2025年3月6日 01:47
5日(日本時間)、アップルはMac史上最もパワフルなモデルとして、新しいMac Studioを発表。発表時点で予約注文を開始しており、発売は3月12日となる。価格はM4 Maxもモデルが32万8800円~、M3 Ultraモデルが66万8800円~となる。
新しいMac Studioでは、前世代より最大3倍速い、最大120Gb/sの転送速度を持つ、Thunderbolt 5ポートを備えている。インターフェースは、4つのThunderbolt 5ポート(USB-C)、10Gb有線LANポート、USB-Aポート×2、HDMI 2.1ポート、3.5mmヘッドフォンジャックを搭載。前面は、M4 Maxモデルが最大10Gb/sのUSB-Cポート×2とSDXCカードスロット、M3 Ultraモデルが最大120Gb/sのThunderbolt 5ポート×2とSDXCカードスロットとなる。
本体サイズは高さ9.5㎝×幅19.7㎝×奥行19.7㎝。重さはM4 Maxモデルが2.74㎏、M3 Ultraモデルが3.64㎏。
Apple Intelligenceにも対応し、ChatGPTと統合された作文ツールやSiri、優先通知機能、リアルタイム文字起こし機能などが利用可能。多くの機能は、オンデバイスで処理される。初期搭載OSはmacOS Sequoia。
M4 Maxモデルは、世界最速のCPUコアを備え、最大16コアCPU、最大40コアのGPU、1秒当たり0.5テラバイトを超えるユニファイドメモリ帯域幅、M1 Maxよりも3倍以上高速なNeural Engineを持つ。M1 Max搭載のMac Studioより最大3.5倍高速で、最もパワフルなIntelベースの27インチiMacより最大6.1倍高速になった。
GPUとしては、Dynamic Caching、ハードウェアアクセラレーテッドメッシュシェーディング、第2世代のレイトレーシングエンジンといった、アップルのグラフィックスアーキテクチャをMac Studioに初めてもたらす。
36GBから最大128GBのユニファイドメモリに対応し、画像処理や楽曲制作といった複雑な作業でも、快適に動作する。メディアエンジンには2つのProResアクセラレータを備え、複数の4K ProResストリームでもスムーズな作業が可能となる。
M1 Max搭載Mac Studioと比較すると、Adobe Photoshopでの画像処理が最大1.6倍、Xcodeでコードをコンパイルする際のビルドのパフォーマンスが最大2.1倍、CompressorでのProResトランスコードのパフォーマンスが最大1.2倍、Topaz Video AIでのビデオ処理のパフォーマンスが最大1.6倍高速になった。
M3 Ultraモデルは、CPUとGPUのコア数の多さ、大容量のユニファイドメモリを活用するワークロードにおいて、M4 Maxよりも約2倍高速なパフォーマンスを実現した。M1 Ultra搭載のMac Studioよりも最大2.6倍高速になっている。
これまでのどのUltraチップよりも50%多い、24の高性能コアを備えた最大32コアのCPU、どのアップルシリコンよりも多い最大80コアのGPU、オンデバイスAIや機械学習のためのパワフルな32コアNeural Engine、800GB/s以上のユニファイドメモリ帯域幅を実現する高帯域幅メモリアーキテクチャを備える。
ユニファイドメモリは96GBから最大512GBで構成可能。最大16TBの高速SSDストレージにも対応している。グラフィックスアーキテクチャは、Dynamic Caching、ハードウェアアクセラレーテッドメッシュシェーディング、レイトレーシングにも対応し、グラフィックスワークフローがM1 Ultra搭載のMac Studioより最大2.6倍高速になっている。
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