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ヒョンデ、西の新拠点「Hyundai Customer Experience Center大阪」オープン 購入相談から納車・整備まで提供

2025年5月14日 オープン
ヒョンデの関西の新拠点「Hyundai Customer Experience Center大阪」がオープンした

充電サービスだけでなくオフィシャルグッズなどの販売も実施

 ヒョンデ モビリティ ジャパンは5月14日、関西圏におけるブランド体験と顧客接点の拡大を目的とした新たな拠点「Hyundai Customer Experience Center 大阪(以下、CXC大阪)」を大阪・心斎橋にオープンした。

 CXC大阪は、2022年7月にオープンした「Hyundai Customer Experience Center横浜(CXC横浜)」に続く、日本国内2か所目のCustomer Experience Centerで、ヒョンデブランドの世界観や日本で展開しているラインアップの購入相談から納車・整備まで、ワンストップでのサービス提供を可能にした施設。

大阪の心斎橋でオープンした「Hyundai Customer Experience Center大阪」は、もともとガソリンスタンドがあった場所

 同日実施したオープニングセレモニーには、大阪韓国総領事の陳昌洙(チン・チャンス)氏、Hyundai Motor Company副社長の鄭裕錫(ジョン・ユソク)氏、Hyundai Mobility Japanの代表取締役社長の七五三木敏幸氏が登壇。

オープニングセレモニーではテープカットを実施

 大阪韓国総領事の陳氏は、「ヒョンデが関西地域において電動モビリティの普及を通じて、日韓の経済・文化交流をさらに深化させていく可能性に期待を寄せるとともに、CXC大阪が地域に根ざした新たな象徴的存在となることを期待しています」とコメント。

大阪韓国総領事 陳昌洙氏

 また、Hyundai Motor Companyの鄭副社長はCXC大阪の開業にあたり、「ダイレクト販売モデルを維持しつつ、心の通った顧客接点の象徴として施設を設計しました。また、多様性と活力が共存する大阪は、電動化戦略とお客さま体験の深化において極めて重要な拠点であり、地域に根ざしたブランド浸透を図ってまいります」と抱負を述べた。

Hyundai Motor Company副社長 鄭裕錫氏

 さらにHyundai Mobility Japanの七五三木社長は、「長年にわたり地域の方々に親しまれてきた出光長堀ビルのガソリンスタンドが、今回ヒョンデのEVショールームとして生まれ変わりました。かつて化石燃料の供給拠点として機能していたこの場所が、時代の転換点においてEV(電気自動車)のショールームとして新たな役割を担う空間となります。この象徴的な変化は、ヒョンデが掲げる持続可能なモビリティ社会の実現に向けた意志を体現するもので、ヒョンデのEV体験を五感で楽しんでいただきたいです。今後も地域との連携を深めながら、CXC大阪を通じて関西圏でのユーザーとのタッチポイントをさらに広げていきます」と今後の展望を語った。

Hyundai Mobility Japanの代表取締役社長 七五三木敏幸(しめぎ としゆき)氏

 今回オープンしたCXC大阪は、ヒョンデのEVラインアップの展示・試乗体験に加え、日本国内では初となるヒョンデオフィシャルグッズ「Hyundai Collection」を販売。ゆったりと快適な時間をオーナーや来場者に提供するラウンジスペースや、自動車を運転する楽しさを実体験できる“Nドライビングシミュレーター”など、ヒョンデブランドの真価を体験できる機能的な空間・施設設計となっている。

試乗体験はWebサイトからの事前予約制
1階は「アイオニック 5」「インスター」を展示するほか、チューニングパーツなども展示している
Nドライビングシミュレーターも設置
“ドリキン”こと土屋圭市氏監修の「アイオニック 5 N」専用パフォーマンスパーツパッケージ「DK Edition」も展示してNの世界観を表現
メンテナンス用のリフトや120kWの急速充電設備も完備している
1階には納車式用の専用ルームも用意している
ヒョンデオフィシャルグッズ「Hyundai Collection」も販売。直接購入できるのは現在はCXC大阪だけ

 また、施設の空間設計には、新しい構造体を取り込んだコントラストを主題とし、展示車両に「切り取られるフレーム」としての役割を持たせ、視覚的にも印象的な構成を採用。内部には日本らしい空間の美学を想起させる独立したステンレスの壁面を使用することで、新旧の融合とグローバル・ローカルの美学が対比する象徴的な建築空間を実現し、歴史ある建築の中にヒョンデのブランド哲学を巧みに表現したという。

2階には商談ルームを2つ完備
2階のラウンジルームには喫茶店もあり、ゆっくりと休憩できる

大阪・関西万博に新型EVバス「エレクシティタウン」を休憩所として提供

 また、4月13日~10月13日の期間、大阪・夢洲で開催中の「EXPO 2025 大阪・関西万博」では、4月に鹿児島県の屋久島に5台納車した新型EVバス「エレクシティタウン」を休憩スペース「Green Park Bus」として提供している。車内は既存のイスなどが外され、人工芝により緑のあふれる空間となっている。またUSBポートを完備していて、休憩しながらスマホなどの充電も可能としている。

ヒョンデの新型EVバス「エレクシティタウン」
万博会場に調和したカラーリングが施されている
車内は人工芝で緑があふれている
休憩スペース「Green Park Bus」は無料で利用可能

 さらに、5月13日~16日は、「KOREA CoNNected 韓国観光フェスタ」も開催されていて、ヒョンデは「アイオニック 5」「インスター」を展示しているほか、スマホで参加できるクイズに全問正解すると、オリジナルキーホルダーがもらえるイベントも実施している。そのほかにも、スマホ「ギャラクシー」を販売するサムスンや、コスメメーカー、食品などの販売も行なわれている。また、韓国グルメを実食できるコーナーもある。

KOREA CoNNected 韓国観光フェスタに入ると、民族衣装を着たスタッフがお出迎え
KOREA CoNNected 韓国観光フェスタ内のヒョンデブース
ヒョンデの歴史が分かる展示物
オリジナルアイテムもいろいろ作っている
韓国料理や調理方法を紹介するステージ
インスタント食品や冷凍食品も購入可能
スマホ「ギャラクシー」でおなじみのサムスン電子
実食できるコーナーもある